2016年11月30日

社葬を行う意義と方法を考えましょう

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社葬は、企業の社長や会長などの役員、企業に大きく貢献した人が亡くなったときに行う葬儀です。運営は企業が行います。遺族が行う個人葬とは意義が異なります。個人葬の喪主は遺族で施主も遺族です。一方、社葬は施主が企業で、運営委員などを企業が引き受け、企業関係者が多く集まります。企業の重要人物が亡くなっても会社に動揺が無いことを示すとともに、事業継承の儀式でもあります。代表者の影響力が大きかった企業は、企業の業績に影響を与える場合もありますから、継承がスムーズであり、企業業績に影響が無いことを関係企業や協力企業に伝えなければなりません。つまり、社葬とは告別式を企業が行い故人の生前の功績をたたえる儀式であり、同時に、今後の企業の広報でもあります。従ってその目的は、関係企業や協力企業に限らず、株主や社会にも関係してきます。企業を取り巻く社会全てに周知させる必要があります。社員は生活の基礎が企業にありますから、大きな関係者です。

それだけでなく労働組合も関係してきます。関係企業と言っても、事業者だけでなく取引金融機関にも関係してきます。税理士や弁護士などの顧問も関係します。株主は実質の企業のオーナーです。経営を任せてある社長や会長からの後継で今までどおりの利益が計上でき配当が期待できるのかを心配しているのは株主です。場合によっては、最も難しい対応をしなければならなくなる可能性があります。それ以外にも地域の議員や企業の所属する業界団体や故人の所属していた団体への所属をどうするかなども注目が集まるところでしょう。

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